2015年1月15日木曜日

キモノde新年会2015 トークライブ「和の色彩」レポ

今日も妄想絶好調。
妄想貴腐人 杉です。

キモノde新年会2015は、撮影を楽しみ、学ぶというのがテーマになっておりました。
学び部分。
上羽絵惣十代目・石田結実さんをお招きしてのトークライブについてご報告いたします。

上羽絵惣十代目・石田結実さん

上羽絵惣は以前にもAmyが紹介しましたように宝暦元年(1751)に創業。
日本で最も古い日本画用絵具専門の店で、今年で創業から264年という老舗です。
しかし、石田さんによりますと
「京都には400年という企業も多く、ウチなどはまだまだ・・・」
参加者全員、心の中で「いやいやいやいや・・・」と思った事でしょう。
京都の奥深さの一端を感じます。

上羽絵惣日本画を中心として、神社仏閣といった建造物の塗料なども扱ってきたそうです。
神社の鳥居・・・首里城の漆の赤も伝統の色とのこと。
言われてみればという感じですよね!
私たちが意識しない所で使用されている伝統の色。

「自然の美しさに感動し、それを纏いたいと、色を作って来た先人は素晴らしい。
色の名前にその感性が表れていると思う」と石田さん。
 「色の名前にもお国柄がでる」と、日本を始め各国の色名を紹介いただきました。
ギリシャには「オリンピック」
エジプトには「ミイラ」
フランスには「カフェオーレ」などの色名が・・・確かにお国柄がでてますね!


「同じ太陽が照らしているに、地域によって色の見え方、感じ方が違う」という石田さんの言葉にはっとなさった方も多かったのでは?
感じ方は違っても、色を通してつながる世界の広がりを感じました。

「1日の始まりに、今日お会いする方、予定を思いながら色(服)を選ぶわくわく。
これで1日のパワーを頂くような気持ちになる」と石田さんが日頃なさっている事をアドバイスいただきました。
毎日の服を選ぶ時の心持ちが変わったのではないでしょうか?

伝統を守りながらも、新しい事に挑戦する上羽絵惣。
その1つが、胡粉ネイルです。
肌の弱い方にも安心して使って頂ける、日本人の肌に馴染む1品を・・・という思いが詰まっています。
会場では胡粉ネイルの体験も・・・




この日はお子さんも参加していたのですが、親子で胡粉ネイルを体験なさっていました。
キモノにも馴染む色にファッションの幅が広がったのではないでしょうか?


イベント終了後、お客様から
「手仕事をしている関係でネイルをする事がなくなった。20年ぶりにしました!年甲斐もなくはしゃいでしまって・・・」とおっしゃる表情は輝いていました。
男性の皆さん。
「女って単純!」と思うなかれ。
これこそ色のパワーです。
毎日何気なく選んでいる色に、知らず知らず影響を受けている私たち。
それならばハッピーになれる色を選んでみましょうよ。
そんな事も学んだトークライブでした。

素敵なお話をしてくださった石田さん、本当にありがとうございました!

ちなみに・・・上羽絵惣沖縄那覇店は、元沖縄三越隣。
胡粉ネイルや、ハンドクリーム、絵の具もご購入いただけます。
ネイルを扱っているとは思えない、木の香りに溢れた店舗です。
https://www.gofun-nail.com/okinawa

今回のイベント用に制作した Neki渾身の広告も貼り出されておりました!
沖縄那覇店のスタッフの皆さま、ありがとうございます〜


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